国の向き小売・飲食版

地域の小売店・飲食店・食品販売を数店舗まで営む会社の社長へ
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会議の期間 2025-09-19〜2026-10-09
あらまし

国はこの1年、賃上げを続けることと、その費用を取引全体の値上げで受け止めさせることを柱に、中小企業に賃上げを求めつつ、取引先との値上げの話し合いを後押ししています。同時に食品の消費税を2年間下げる準備と日銀の利上げが進んでおり、店の値付け、仕入れ、資金繰り、従業員の管理の前提が一度に変わる年になります。

決まった 方針・予算・法案決まりかけ 役所が提案まだ意見 委員が言っている各記事の「根拠」を開くと会議名・日付・原文の引用が出る

食品の消費税、2年限定で下げへ

レジ・値札の切替えは下げと戻しの2回

決まった

政府は9月30日の経済財政諮問会議(首相が議長の経済政策の会議)で、飲食料品の消費税率を2年間に限って引き下げる方針を示し、予算と法律づくりの段階に入りました。農林水産省の事務局は2027年度からの実施を前提に動いており、店は値札とレジの切替えを2回(下げるときと戻すとき)求められます。

決まったのは、飲食料品の消費税率を2年間に限って臨時に引き下げることと、その間のつなぎとして所得に応じた「就業者負担軽減支援金」を導入することです。財源は国の借金(赤字を埋めるための国債)に頼らずに確保するとしています。下げ幅と開始日は、今回の会議記録には出ていません。

民間議員は5月に食品の消費税ゼロをできるだけ早く実施すべきだと提言していました。9月30日の会議では南場議員が、2年後に確実に元の税率へ戻し、その間に、所得に応じて税を減らし引ききれない分を給付する「給付付き税額控除」の制度を設計するよう求めました。農水省の事務局は2027年度からの減税を前提に、影響を受ける農家と外食への支援を具体化するとしていますが、中身はまだ決まっていません。

外食への支援が検討されていることから、店内飲食は引下げの対象から外れ、持ち帰りとの税率差が広がる可能性があります(推測)。食品販売では売価の見直し、レジや会計ソフトの改修、仕入れと売上の税計算の切替えが必要で、2年後には元に戻す作業ももう一度発生します。

会社でやることレジ・POSの業者に、税率の引下げと2年後の戻しの2回分について、設定変更の手順、費用、必要な準備期間を問い合わせる。

根拠 4件
  • 2026-09-30 第13回経済財政諮問会議予算・法案化・政府側(片山財務大臣)「就業者負担軽減支援金」の導入と、つなぎとしての2年間に限った飲食料品にかかる消費税率の臨時的な引下げ等を行うこととした。
  • 2026-09-02 食料・農業・農村政策審議会 食糧部会事務局の提案・政府側(農林水産省 農産局企画課長)2027年度からの実施に向けて、影響を受ける外食ですとか農家への支援については、支援内容の具体化を図っていくというところが決まっております
  • 2026-09-30 第13回経済財政諮問会議委員の意見・民間議員(南場議員)飲食料品にかかる消費税率は2年後に確実に元に戻すことが重要である。そのためには、消費税率を元に戻しても家計が負担に耐えられるよう
  • 2026-05-11 第6回経済財政諮問会議委員の意見・民間議員(若田部議員)食品価格の引下げに寄与する食品消費税ゼロ%の減税は、本年2月の総選挙の時期よりもその必要性が増していると言えるのではないか。

前回から動いたこと

2026-10-18 〜 2026-10-19 に新しく読んだ会議から。この業界に関係する兆し 2件のうち、決まった・決まりかけのもの。

  • 2026-10-09事務局の提案自治体のAX・DXによる行政サービス効率化、国・都道府県・市町村の役割分担の見直し検討、広域連携を進める。経済財政諮問会議(内閣府)

値上げ協議、拒めば指導へ

米・野菜・牛乳など食材の仕入れ値は上がりやすく

決まった

取引先から値上げを求められたときに、きちんと話し合わずに価格を決めることを問題とする国の指針の改定と、食品の値上げの話し合いに応じない取引先を国の調査官が指導・公表する仕組みが決まりました。仕入れ値は上がりやすくなる一方、自社が納める側のときは値上げを求める後ろ盾にもなります。

公正取引委員会(取引のルールを監視する国の機関)は、立場の強い会社が取引先に無理を押し付けることを禁じるルールの解説書(優越ガイドライン)を改定し、実質的な価格の話し合いをせずに代金を決めることを「問題となり得る例」として書き込みます。農水省は食料システム法に基づき、コストが上がった分の値上げの話し合いに応じない場合、食品取引の調査担当「フードGメン」が指導・助言、勧告、社名の公表を行う仕組みを動かします。

農水省は値上げ交渉の目安になる生産・流通費用の指標(コスト指標)を米・野菜・飲用牛乳・豆腐・納豆で作り、応じない取引には調査から強制力のある措置へ移れる体制にしたと説明しました。8月には事務局が、この指標をじゃがいも・たまねぎ・キャベツにも広げる案を出しています(こちらはまだ決まりかけの段階)。

仕入先が指標を示して値上げを求めてきたとき、話し合いの場を持たずに断ることは難しくなります。逆に、自社が自治体や企業に弁当や商品を納めている場合は、同じ仕組みが自社の値上げ交渉の根拠になります。

会社でやること仕入先から値上げの申し入れがあったら、断る場合も含めて、話し合った日時と内容を記録に残すよう店長と仕入れ担当に指示する。

根拠 4件
  • 2026-06-30 独占禁止懇話会方針として決定・政府側(公正取引委員会 企業取引課長)実効的な価格協議が行われず対価が定められる場合を追記したものでございます
  • 2026-07-24 食料・農業・農村政策審議会 企画部会 第127回予算・法案化・農林水産省(新事業・食品産業政策課企画グループ長)誠実に応じていないような場合にはフードGメンが対応させていただく、そういう仕組みになってございます
  • 2026-06-26 食料・農業・農村政策審議会 企画部会 第126回方針として決定・政府側(農林水産省 新事業・食品産業部長)本当に価格転嫁をさせてもらえていないという実態があれば様々規制的、強制的な措置に移ることができますので、こうした手法を使って、しっかりと生産現場が肥料や農薬などのコストが上がった分を価格に反映できるようにしていく
  • 2026-08-21 食料・農業・農村政策審議会 企画部会 第128回事務局の提案・農産政策部長(農林水産省・事務局)野菜に関しては、じゃがいもとかたまねぎ、キャベツに関して、これから当事者の皆さんと私どもも取組を後押ししながら

最低賃金1500円へ上昇続く

達成時期の記述に揺れ、パートとの待遇差是正も

決まった

政府は最低賃金を全国平均1,500円まで引き上げる目標を掲げ、物価の上昇を差し引いても賃金が年1%程度上がる状態を定着させる方針です。達成時期は「2020年代」と「遅くとも2030年代前半」の両方が記録にありますが、どちらでも時給の上昇は続きます。

9月30日の諮問会議で経済産業大臣は、物価の上昇を差し引いた賃金(実質賃金)を年1%程度上げる状態を定着させ、最低賃金「2020年代に全国平均1,500円」を目指すと表明しました。一方、7月に労働政策審議会へ報告された政府の基本方針案(骨太方針案)では、達成時期を「遅くとも2030年代前半のできる限り早期」に後ろ倒しする書き方になっていました。

4月には首相が、同じ仕事なら正社員とパート・アルバイトの間に不合理な待遇差をつけないこと(同一労働同一賃金)の取り組みを強めるよう指示しています。あわせて厚生労働省は、7%以上の大きな賃上げをする事業主に助成金の上乗せを厚くする方向に変えました。

目標時期の記述は会議によって違いますが、上がり続けることは変わらないため、人件費の計画は毎年の引上げを前提に立てる必要があります。パート中心の店では、時給だけでなく手当や待遇の差も点検の対象になります。

会社でやること正社員とパートの手当(通勤・皆勤・まかないなど)と休暇の差を一覧にし、それぞれ差をつけている理由を説明できるか点検する。

根拠 4件
  • 2026-09-30 第13回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(赤澤経済産業大臣)年1%程度の実質賃金上昇をノルムとして定着できるよう、成長戦略における各取組を確実に実行して
  • 2026-07-14 労働政策審議会 労働条件分科会 第210回方針として決定・政府側(骨太方針2026(案)、事務局が報告)遅くとも2030年代前半できる限り早期に全国平均1,500円を達成する
  • 2026-04-27 第5回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(高市総理・議長)同一労働同一賃金の徹底による不合理な待遇差の是正などについて、その取組を一層強化してください
  • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局総務課長)より高い賃上げ、賃金を7%以上増額した場合には、経費の4分の1に相当する額を加算した額を支給するといった形で

政策金利、1.25%に上げ

日銀は追加の利上げも示し、借入れ金利に波及

決まった

日本銀行は、銀行の貸出金利の土台になる政策金利を1%程度から1.25%程度に引き上げました。総裁は今後も経済や物価の状況に応じて利上げを続ける考えで、変動金利の借入れは返済額が増えていきます。

9月30日の諮問会議で植田日銀総裁が、政策金利を1.25%程度へ引き上げたことと、今後も追加の利上げで金融緩和の度合いを調整していく考えを示しました。2月の会議でも同じ方針が示されていました。

総裁は2025年11月の時点で、経済と物価が見通しどおりに進めば利上げを続けると述べており、その流れが実際の引上げにつながりました。一方で中小企業庁は、取引先への支払期限を短くする国のルール強化で運転資金の負担が増えることに備え、政府系の金融機関による資金繰り支援を広げる方向で進めています。

変動金利の借入れ、これから借りる設備資金や運転資金は、金利が上がる前提で計画する必要があります。消費税切替えのためのレジ改修や設備の更新を借入れでまかなう場合も、利息の増加分を見込んでおく必要があります(推測)。

会社でやること借入れを一覧にし、変動金利の残高に0.25%を上乗せした場合の年間の利息増加を計算したうえで、取引銀行に固定金利への切替えや借換えを相談する。

根拠 4件
  • 2026-09-30 第13回経済財政諮問会議方針として決定・日本銀行総裁(植田議員)先日の金融政策決定会合において、政策金利を1%程度から1.25%程度に引き上げた。
  • 2026-02-24 第2回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(植田日本銀行総裁)経済・物価情勢の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していくことになると考えている。原文と一致せず・要確認
  • 2025-11-12 第12回経済財政諮問会議委員の意見・日本銀行総裁(議員。政府外の立場)経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していくことになると考えている
  • 2025-11-18 公取委 企業取引研究会 第3回方針として決定・政府側(中小企業庁 事業環境部長)支払サイトの適正化に対応するための政府系金融機関における資金繰り支援といったようなものも、今回、拡充の方向で、進めているところでございます。

カスハラ対策、10月義務化

違反で公表されれば求人も断られる

決まった

客による著しい迷惑行為(カスタマーハラスメント、略してカスハラ)から従業員を守る体制づくりが、2026年10月の施行で事業者の義務になりました。義務を守らず、国の是正勧告にも従わずに社名を公表された会社は、職業紹介会社に求人を断られる場合があります。

法律(労働施策総合推進法)の改正で、事業者にはカスハラを防ぐための社内の方針、対応の手順、相談窓口などを整える義務が生まれます。あわせて厚労省は政令を改正し、この義務に違反して是正勧告に従わず公表された事業主の求人を、職業紹介会社が受け付けなくてよいことにしました(10月1日施行予定とされていたもの)。

4月の消費者委員会では、企業のお客様対応部門の団体(ACAP、消費者関連専門家会議)の理事長らが、施行に向けて義務を各社の社内体制に落とし込む準備が進んでいると報告しました。厚労省の事務局は1月の審議会で、求人を断れる仕組みを違反への抑止策として示しています。

施行の時期はすでに来ており、接客の現場を持つ店はすぐに対応が必要です。公表されると人を採りにくくなるので、人手不足の店ほど影響が大きくなります。

会社でやることカスハラが起きたときの対応手順(誰が代わるか、どこで対応を打ち切るか、誰に報告するか)を1枚にまとめ、相談窓口の担当者を決めて全店に掲示する。

根拠 2件
  • 2026-04-24 消費者委員会 本会議 第487回予算・法案化・民間(ACAP坂田理事長)・黒木委員長代理(委員)労働施策総合推進法という法律が2025年6月に成立し、2026年の10月1日から施行される予定で、いわゆるカスタマーハラスメントに関して事業者は対応しなければなりません
  • 2026-01-08 労働政策審議会 職業安定分科会 第219回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局 需給調整事業課長)新たに設けられた2つのハラスメント類型に関しまして、これらの規定に違反して是正を求める勧告等に従わずに公表された場合について、求人を不受理とできることとする

これからの日程

会議で口にされた時期。ずれることがある。

  1. 2026年10月(施行済み)カスハラ対策が事業者の義務になり、違反して公表された会社の求人は職業紹介会社に断られる場合があります。

    備え対応手順と相談窓口を決め、全店に掲示します。

    根拠 2件
    • 2026-04-24 消費者委員会 本会議 第487回予算・法案化・民間(ACAP坂田理事長)・黒木委員長代理(委員)労働施策総合推進法という法律が2025年6月に成立し、2026年の10月1日から施行される予定で、いわゆるカスタマーハラスメントに関して事業者は対応しなければなりません
    • 2026-01-08 労働政策審議会 職業安定分科会 第219回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局 需給調整事業課長)新たに設けられた2つのハラスメント類型に関しまして、これらの規定に違反して是正を求める勧告等に従わずに公表された場合について、求人を不受理とできることとする
  2. 2026年10月(施行済み)派遣料金の交渉に応じない、または派遣社員の賃金を確保できない額に料金を抑えることは、法の趣旨に反すると明示されます。

    備え繁忙期に派遣を使う店は、派遣料金の値上げを予算に入れておきます。

    根拠 1件
    • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 需給調整事業課長)派遣元事業主が一般賃金水準を遵守した上で、経済・物価動向及び賃金動向を勘案して、協定に定める賃金の額を決定することが想定されることに留意する
  3. 2026年度中(2027年3月まで)公正取引委員会が約15万の事業者を対象に、値上げの受け入れ状況と支払いの調査や集中調査を続け、広げていきます。

    備え調査票が届いても答えられるよう、取引先との価格交渉と支払いの記録をそろえておきます。

    根拠 2件
    • 2026-06-29 公取委 企業取引研究会 第5回方針として決定・公正取引委員会 事務局(優越的地位濫用未然防止対策調査室長)先週の6月26日から価格転嫁の円滑化の観点から転嫁調査を開始したところでございます。 15万名ほどの事業者を対象としておりま
    • 2026-06-30 独占禁止懇話会方針として決定・政府側(公正取引委員会 取引適正化検査管理官)この取組につきましては、業界の取引慣行を改善していただくのに非常に効果的なものであるということで、今年度以降も同様に続けていくことにしております
  4. 2026年度中(2027年3月まで)法務省が、登記簿で代表者の自宅住所を見えなくする措置を全ての種類の法人に広げることを目指しています(まだ決まりかけの段階)。

    備え実現したら、自社の登記で住所を非表示にする申し出を検討します。

    根拠 2件
    • 2026-02-05 規制改革推進会議(内閣府) スタートアップ・イノベーション促進 ワーキング・グループ 第9回事務局の提案・政府側(法務省審議官・商事課長)特に問題がなければ、今、登記をされているような法人類型全てを対象として制度を行うということを考えてございます。
    • 2026-06-29 規制改革推進会議 第28回事務局の提案・事務局既に措置対象となっておる株式会社に加えまして、プライバシー保護の観点から公益法人やNPO法人などにも対象を拡大することで
  5. 2027年度から食品の消費税の引下げが始まる見通しで(農水省事務局の想定)、引下げは2年間に限られます。

    備えレジ・値札・会計ソフトの切替えを、下げと戻しの2回分で計画します。

    根拠 2件
    • 2026-09-02 食料・農業・農村政策審議会 食糧部会事務局の提案・政府側(農林水産省 農産局企画課長)2027年度からの実施に向けて、影響を受ける外食ですとか農家への支援については、支援内容の具体化を図っていくというところが決まっております
    • 2026-09-30 第13回経済財政諮問会議予算・法案化・政府側(片山財務大臣)「就業者負担軽減支援金」の導入と、つなぎとしての2年間に限った飲食料品にかかる消費税率の臨時的な引下げ等を行うこととした。
  6. 2027年度上期おまけ(総付景品)の上限をどこまで引き上げるか、結論が出る目標の時期です。

    備え上限が上がった場合に使える来店特典の案を、販促担当と考えておきます。

    根拠 2件
    • 2026-04-13 規制改革推進会議(内閣府) スタートアップ・イノベーション促進 ワーキング・グループ 第13回事務局の提案・落合座長(ワーキング・グループ座長として取りまとめ)いずれについても2027年度上期結論、措置の可能性も含めてスピード感を持った御検討と、必要な情報提供を含めた分かりやすい規制に関する説明をお願いいたします。
    • 2026-04-13 規制改革推進会議(内閣府) スタートアップ・イノベーション促進 ワーキング・グループ 第13回事務局の提案・消費者庁(岡田表示対策課長)どうしても2年というところに固持することなく、そこは柔軟に対応していきたいと考えております。
  7. 2030年3月31日まで食品表示の品目ごとのルール改正について、古い表示を使い続けてよい猶予期間(経過措置)をこの日までにそろえる案が出ています。

    備えラベルの刷り直しは、この日から逆算して在庫がなくなる時期に合わせます。

    根拠 1件
    • 2026-02-06 消費者委員会 食品表示部会 第81回事務局の提案・消費者庁食品表示課(政府側)施行時期であったり、経過措置期間の終了時期を極力合わせて、事業者の方がいつ改版するべきなのかという予見可能性を高める観点から
  8. 2030年までリチウムイオン電池による重大な火災をゼロにする政府共通の目標に向けて、保管・回収・廃棄のルールが強められます。

    備え電池入りの機器や商品を捨てるときの分別方法と、廃棄物処理業者との契約内容を確認します。

    根拠 2件
    • 2026-02-18 中央環境審議会 循環型社会部会方針として決定・政府側(廃棄物適正処理推進課長・関係省庁連絡会議)2030年までに、リチウムイオン電池起因の重大火災事故ゼロを目指すとともに、国内に十分なリサイクル体制を構築する
    • 2025-10-08 中央環境審議会 廃棄物処理制度小委員会事務局の提案・事務局(環境省・資源循環制度企画官)収集運搬、保管時にほかのものと区分することや、産業廃棄物の委託契約におきましてリチウム蓄電池の有無を明確にするという仕組みを導入すべきである

決まったこと

  • 手形払い禁止、60日内払い2026年1月1日(取適法の施行)

    2026年1月施行の取適法(下請法を改めた法律)で、手形での支払いと、話し合いをせずに一方的に代金を決めることが禁止され、対象になる会社を従業員数で決める基準も加わりました。さらに、製造の委託などでは品物を受け取ってから60日以内に代金を払わないことを禁じる告示が新しく作られます。

    会社でやることPB商品や惣菜の製造を外部に委託している場合、契約書を見て、支払方法が手形でなく振込になっているか、支払日が受け取りから60日以内か確認する。

    根拠 3件
    • 2025-10-02 公取委 企業取引研究会 第2回予算・法案化・公正取引委員会 事務局(向井審議官・柴山課長)取適法につきましては、来年の 1 月 1 日から施行となります。昨日、政令規則運用基準を公表しておりまして、今後周知に努めていきたいと考えております。
    • 2025-11-07 独占禁止懇話会予算・法案化・政府側(公正取引委員会 柴山企業取引課長)協議に応じない一方的な代金決定の禁止、次に手形払等の禁止、その次に運送委託の対象取引への追加、これは物流問題への対応ということでございます
    • 2026-06-30 独占禁止懇話会方針として決定・政府側(公正取引委員会 企業取引課長)正当な理由なく給付の受領日から60日以内に代金を支払わないことを支払遅延として禁止しております
  • 納品の荷待ちに規制

    これまで取適法の対象外だった荷物を受け取る側(着荷主)と送る側の取引が、物流の特別ルール(物流特殊指定)の改正で規制の対象に加わります。契約にない荷待ちや荷下ろしを運送業者にさせることが問題になります。

    会社でやること店舗や倉庫での納品時に、ドライバーに契約にない棚入れや長い待ち時間をさせていないか、現場の責任者に確認する。

    根拠 1件
    • 2026-06-30 独占禁止懇話会方針として決定・政府側(公正取引委員会 企業取引課長)着荷主が発荷主に対して、運送事業者を通じて、契約外の荷待ちや荷役を行わせることによって、発荷主の利益を不当に害する行為を禁止しております
  • シフト制の有給算定を明確化

    勤務日が前もって決まっていないシフト制のパート・アルバイトについて、有給休暇の日数の数え方を国が明確にして周知します。有給が取れない理由を調べたうえで、対策もとられます。

    会社でやることシフト制スタッフの有給休暇の日数をどう計算しているか、給与担当に確認して計算方法を書き残す。

    根拠 2件
    • 2026-07-14 労働政策審議会 労働条件分科会 第210回方針として決定・政府側(規制改革実施計画(案)、事務局が報告)労働者が年次有給休暇を取得する際の賃金の算定方法の在り方について、労働政策審議会において検討し、結論を得次第、速やかに所要の措置を講ずる
    • 2026-01-09 規制改革推進会議(内閣府) 働き方・人への投資 ワーキング・グループ 第5回事務局の提案・規制改革推進会議WG座長(厚生労働省の回答を整理して発言)所定労働日数が定まっていないシフト制の労働者に付与する年次有給休暇の日数を適切に算出する方法を明確化し周知する
  • カシューナッツ表示義務

    食品表示のルールが改正され、カシューナッツがアレルギー表示の義務がある品目に加わります。品目ごとに分かれていた表示ルールも、共通のルールにそろえられます。

    会社でやること自社で作っている惣菜・菓子・パック商品の原材料にカシューナッツやその加工品が入っていないか洗い出す。

    根拠 1件
    • 2026-02-24 消費者委員会 本会議 第482回方針として決定・消費者委員会食品表示部会(今村部会長)食物アレルギーにつきましては、カシューナッツの表示を義務化するということ。その背景としては、カシューナッツを検出するための検査法が開発されて監視ができるようになった
  • 雇用保険料を引き下げ2026年4月(令和8年度)

    2026年度の雇用保険料のうち、失業したときの給付に使う分の料率が0.7%から0.6%に下がりました。会社と従業員の両方の負担がわずかに軽くなります。

    会社でやること給与ソフトの雇用保険料率が新しい率に更新されているか、給与担当に確認する。

    根拠 1件
    • 2026-02-26 労働政策審議会 職業安定分科会 第221回方針として決定・政府側(厚労省 雇用保険課長)令和8年度の失業等給付費等充当徴収保険率につきましては、法律上の本則である1,000分の8から1,000分の2引下げ、令和7年度からは1,000分の1低い、1,000分の6とする
  • 内部通報者の解雇に刑罰

    法令違反を通報した従業員(公益通報者)を、通報を理由に解雇・懲戒すると刑事罰の対象になります。通報から1年以内の処分は、通報と関係ないことを会社側が証明しなければなりません。

    会社でやること従業員を解雇・懲戒する前に、その人が社内外へ通報していないかを確認し、処分の理由を記録する手順を決める。

    根拠 1件
    • 2026-02-24 消費者委員会 本会議 第482回予算・法案化・消費者庁(茶谷参事官)解雇・懲戒に関する立証責任を事業者側に転換することとし、通報者側の負担の軽減を図るということとしてございます

まだ決まっていないこと

外れることがある。動くのは決まってからでよい。

  • 週44時間特例の廃止

    小規模な小売店・飲食店などに認められてきた「週44時間まで働かせてよい」特例をなくし、全ての職場で週40時間にする案です。

    労働者代表の委員は全ての職場に週40時間を適用するよう求め、使用者代表の委員は段階的に縮めることには理解を示しつつ、中小企業には十分な移行期間を求めました。

    決まる所厚労省の労働政策審議会(労働条件分科会)で議論されていますが、結論の時期は記録に出ていません。

    根拠 1件
    • 2025-12-24 労働政策審議会 労働条件分科会 第206回委員の意見・労働者代表委員(椎木委員)/使用者代表委員(佐久間委員・鳥澤委員)全ての事業場に法定労働時間週40時間の原則を適用し、早急に特例措置は廃止すべきであると考えます。
  • おまけの上限引上げ

    来店特典や購入者全員へのおまけ(総付景品)の上限を、「200円まで、または取引額の2割まで」から引き上げる案です。

    要望者は取引額の約3割まで認める案と、2割のまま定額と定率の境目を1,500円にする案を出し、フランチャイズチェーン協会は撤廃までは求めず最高額を200円から300円に上げる程度を要望しています。

    決まる所規制改革推進会議と消費者庁で検討中で、2027年度上期の結論を目指し、消費者庁は約2年を目安としつつ早める余地も示しています。

    根拠 3件
    • 2026-04-13 規制改革推進会議(内閣府) スタートアップ・イノベーション促進 ワーキング・グループ 第13回事務局の提案・落合座長(ワーキング・グループ座長として取りまとめ)いずれについても2027年度上期結論、措置の可能性も含めてスピード感を持った御検討と、必要な情報提供を含めた分かりやすい規制に関する説明をお願いいたします。
    • 2026-04-13 規制改革推進会議(内閣府) スタートアップ・イノベーション促進 ワーキング・グループ 第13回事務局の提案・消費者庁(岡田表示対策課長)どうしても2年というところに固持することなく、そこは柔軟に対応していきたいと考えております。
    • 2026-04-13 規制改革推進会議(内閣府) スタートアップ・イノベーション促進 ワーキング・グループ 第13回委員の意見・民間関係者(日本フランチャイズチェーン協会 大石氏)上限を撤廃することまで求めているかで言いますと、そこまでは求めておりません。上限の適正な見直しについて御検討いただきたいと考えております。
  • ネット注文画面の新ルール

    ネット通販やモバイルオーダーの最終確認画面で支払総額の表示を義務にし、定期便やサブスク(定額制サービス)の解約を妨げることを禁じる案です。

    消費者庁の事務局が新しいルールを提案し、事業者側の委員は悪質な行為に絞ることと、システム改修に十分な準備期間を求めました。

    決まる所消費者庁の検討会で議論されており、大臣が9月に早期の法制化を表明しましたが、施行時期は記録に出ていません。

    根拠 4件
    • 2026-08-24 消費者庁 デジタル取引・特定商取引法等検討会 第8回事務局の提案・事務局(消費者庁取引対策課長)契約内容を記載した電子書面等を、注文完了後遅滞なく、電子メール等によって消費者に交付することを義務づけるべきである
    • 2026-08-31 消費者庁 消費者契約法検討会 第8回事務局の提案・事務局(消費者庁 消費者制度課長)事業者による同様の解約妨害行為の未然防止又は拡大防止を図る必要があることから、適格消費者団体による差止請求の対象とする方向が考えられる
    • 2026-08-24 消費者庁 デジタル取引・特定商取引法等検討会 第8回委員の意見・民間委員(土井委員、山家委員、正木委員、殿村委員)悪質な行為に焦点を当てるという基本的な考え方を維持しつつ、対象範囲や判断基準を明確化して、健全な事業活動や新たな取組を過度に萎縮させない制度設計をお願いしたいと思います
    • 2026-09-09 消費者庁 消費者契約法検討会 第9回方針として決定・大臣(黄川田消費者及び食品安全担当大臣)消費者庁としては、皆様の御議論の成果である中間取りまとめをしっかりと受け止めまして、その内容の具体化に向け、全力で取り組んでまいります。
  • 冷蔵機器の管理リスト化

    冷蔵・冷凍ショーケースや業務用エアコンの管理リスト作成を制度にし、店の改装や模様替えの工事前にも冷媒(フロンなど)の確認を求める案です。

    環境省・経産省の事務局が提案し、冷凍空調設備の業界団体は立入検査と罰則の強化を求め、日本チェーンストア協会は機器を切り替えるための補助の延長と中小企業向けの上乗せを求めています。

    決まる所中央環境審議会と産業構造審議会の合同の小委員会で検討中で、時期は記録に出ていません。

    根拠 4件
    • 2026-05-12 フルオロカーボン対策小委員会(中環審・産構審 合同)事務局の提案・事務局(経産省・環境省)全ての機器管理者に対して一定程度のレベルで機器の状況把握を促すためには、機器の管理をするためのリストを作成することを求めることが効果的ではないか
    • 2026-06-26 フルオロカーボン対策小委員会(中環審・産構審 合同)事務局の提案・環境省フロン対策室長(事務局)修繕・模様替え工事においても解体工事と同様の手続きを設けることを検討すべきとしております。
    • 2026-04-07 フルオロカーボン対策小委員会(中環審・産構審 合同)委員の意見・民間委員(日本冷凍空調設備工業連合会)立ち入り検査の取り締まりの強化は、是非お願いしたいと思っています。罰則の強化とは書きましたが、本来望むところではありませんが
    • 2026-04-07 フルオロカーボン対策小委員会(中環審・産構審 合同)委員の意見・民間(日本チェーンストア協会)環境省補助事業へのグリーン冷媒の追加を是非お願いしたいと考えております。
  • 有給の日の賃金計算

    有給休暇を取った日の賃金を「決められた時間を働いた場合の通常の賃金」で払うことを原則にする案です。

    規制改革推進会議の作業部会の座長が見直しを求め、厚労省はシフト制への当てはめ方も含めて労働基準法の見直しの中で議論するとしています。

    決まる所厚労省による労働基準法の見直しの議論の中で決まりますが、時期は記録に出ていません。

    根拠 2件
    • 2026-01-09 規制改革推進会議(内閣府) 働き方・人への投資 ワーキング・グループ 第5回事務局の提案・規制改革推進会議WG座長(労基法制研究会報告書を踏まえた要請)「所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金」を原則とする方向で議論いただき、必要な措置を講じていただくようにお願いいたします
    • 2026-01-09 規制改革推進会議(内閣府) 働き方・人への投資 ワーキング・グループ 第5回事務局の提案・厚生労働省(審議官)昨年の1月以降、労働政策審議会におきまして労働基準関係法制の見直しの議論を進めているところであり、引き続き議論をお願いしたい

使えそうなお金

名前や条件は公募で変わる。使う前に公募要領で確かめる。

  • 設備投資の即時償却・7%控除 決まった

    全業種を対象に、付加価値の高い設備投資について、買った年に全額を経費にする(即時償却)か、投資額の7%を税金から差し引く(税額控除)かを選べる税制が作られます。厨房機器や店舗設備の更新が対象になるかは、条件しだいです(推測)。

    根拠 2件
    • 2025-12-24 日本成長戦略会議(内閣官房) 第2回予算・法案化・政府(高市総理)全業種を対象に、建物を含めて一定規模以上の高付加価値な設備投資に対して即時償却または税額控除7%を利用可能とする。
    • 2026-04-13 第4回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(赤澤経済産業大臣)大胆な投資促進税制の創設、戦略分野における研究開発税制の重点強化などを通じて、官民で連携して積極的な投資を引き出し
  • 省力化投資の補助拡充 決まった

    首相が、エッセンシャル・サービス(生活に欠かせない仕事)を含む12業種の省力化投資を後押しする計画の拡充と予算要求を指示し、中小企業向けの補助金・助成金も広げる方向です。小売・飲食が12業種に入るかは、記録からは分かりません。

    根拠 2件
    • 2026-06-30 日本成長戦略会議(内閣官房) 第6回方針として決定・政府側(高市総理)エッセンシャル・サービスを含む12業種の省力化投資促進プランについて、関係大臣はさらなる充実・拡充を早急に検討し、必要な予算要求を行うことを求める 。
    • 2026-07-14 労働政策審議会 労働条件分科会 第210回方針として決定・政府側(日本成長戦略会議労働市場改革分科会とりまとめ・骨太方針案、事務局が報告)人材マネジメント強化のための新たな中小企業支援ネットワークの構築」等を進めていくべきである
  • 賃上げ・採用の助成金 決まった

    7%以上の賃上げをする事業主への人材確保等支援助成金の上乗せ、5%以上の賃上げを伴う中途採用への助成(要件は緩和)、定年の引上げに使える65歳超雇用推進助成金の増額が予算化されました。

    根拠 3件
    • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局総務課長)より高い賃上げ、賃金を7%以上増額した場合には、経費の4分の1に相当する額を加算した額を支給するといった形で
    • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局総務課長)中途採用者全員について雇い入れ時の賃金を雇い入れ前と比較して5%以上上昇させることということで、賃上げをして雇い入れていただくことが要件に加わる
    • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局総務課長)段階的に定年の引上げ等を行う事業主の方について、再度の助成が受けられるようにすることとしております
  • 冷凍冷蔵機器の更新補助 決まりかけ

    古くなった冷凍・冷蔵機器の更新と、環境への影響が小さい冷媒への切替えを国の補助で後押しし、冷媒の漏れを常に見張る監視システムの導入支援も検討されています。

    根拠 2件
    • 2026-06-26 フルオロカーボン対策小委員会(中環審・産構審 合同)事務局の提案・環境省フロン対策室長(事務局)老朽化機器の更新と冷媒転換の促進は表裏一体であり、両方とも国の補助による後押しが必要な点を明記しております。
    • 2026-06-26 フルオロカーボン対策小委員会(中環審・産構審 合同)事務局の提案・環境省フロン対策室長(事務局)定期点検の一部項目についても活用可能とすることを検討事項として明記しております。
  • 政府系金融の資金繰り支援 決まった

    支払期限の短縮で運転資金が増える会社のために、政府系金融機関の資金繰り支援が広げられます。発注する側の資金需要に配慮するよう、公取委が中小企業庁・金融庁と連携して金融機関に求めることも検討されています。

    根拠 2件
    • 2025-11-18 公取委 企業取引研究会 第3回方針として決定・政府側(中小企業庁 事業環境部長)支払サイトの適正化に対応するための政府系金融機関における資金繰り支援といったようなものも、今回、拡充の方向で、進めているところでございます。
    • 2026-06-29 公取委 企業取引研究会 第5回事務局の提案・公正取引委員会 事務局(企業取引課長)中小企業庁、金融庁などとも連携させていただきながら、そうした資金需要への配慮 についての要請を行うことについても検討していきたいと思っております。

この紙面の作り方

  • 元は各省の審議会の議事録・議事要旨(労働・雇用・取引・競争・司令塔・労働・賃金・司令塔・地方・地域・司令塔・外国人・人口・司令塔・税制・司令塔・規制改革・司令塔・金融・金利・物価・消費者取引・表示・環境・廃棄物・観光・農業・食品)。そこからClaudeが政策の兆しを抜き、この業界の社長に効くものを選んで記事に書き直した。
  • 載せた兆し 131 件のうち 127 件は、引用が原文と一字一句一致した。一致しないものには印を付けている。
  • 「会社でやること」と「(推測)」はAIの読みで、会議で決まったことではない。
  • 経済産業省の会議は、人が手で落としたPDFと、YouTubeの審議会動画の書き起こしから入れている。書き起こしは聞き違いを含む。