国の向き介護・福祉版

訪問介護・デイサービス・小規模な施設などを営む介護・障害福祉事業所の経営者へ
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会議の期間 2025-10-01〜2026-10-09
あらまし

国は介護・障害福祉の報酬で物価高と賃上げの分を補う方向です。一方で、その上乗せを機器で手間を減らす事業所や他の事業所と組む事業所に厚く配ろうとしています。同時に補助金の総点検や、カスハラ(利用者や家族からの著しい迷惑行為)対策、働き方ルールの見直しも進めており、小さな事業所ほど準備の差が収入と採用の差になりそうです(推測)。

決まった 方針・予算・法案決まりかけ 役所が提案まだ意見 委員が言っている各記事の「根拠」を開くと会議名・日付・原文の引用が出る

次の報酬改定、物価高反映へ

訪問介護は規模別に分析、地域単価も再編

決まりかけ

2027年度(令和9年度)の介護報酬改定に向けて、厚生労働省は物価と賃金の上昇を報酬に反映する方向を示しました。訪問介護の収支を地域や規模ごとに分けて調べる案と、地域ごとの単価の区分を見直す案も出ていますが、まだ決まりかけの段階です。

介護報酬は、介護保険から事業所に支払われるサービスの代金です。厚労省の事務局は、令和9年度改定で賃上げ、経営の安定、離職防止、人材確保を図り、物価や賃金の上昇を報酬に適切に反映する方向を示しました。あわせて、処遇改善加算(職員の給料を上げるための上乗せ)とサービス提供体制強化加算(有資格者や勤続年数の長い職員が多い事業所への上乗せ)の手続きを簡単にすることも論点に挙げています。

4月の介護給付費分科会で、厚労省の老人保健課長が物価や賃金の反映を打ち出しました。6月には担当課長が「訪問介護の収支は全国平均だけで見ず、地域・規模・事業形態ごとに丁寧に分析する」と説明しました。8月には老人保健課長が、地域ごとに単価を変える『地域区分』を、原則として公務員の地域手当に合わせる形で見直す案を出しています。

中身は今後も介護給付費分科会で議論されます。年末にかけて骨格が固まるとみられます(推測)。所在地によっては地域区分の見直しで単価が下がるおそれがあり、小規模な訪問介護では基本の報酬が見直される可能性もあります。

会社でやること事業所ごと・サービスごとに直近1年の収支を出し、地域区分の見直しで単価が下がった場合にいくら減るかを試算しておく。

根拠 4件
  • 2026-04-27 社会保障審議会 介護給付費分科会 第256回事務局の提案・事務局(厚生労働省 老人保健課長)令和9年度介護報酬改定では、介護分野の賃上げ、経営の安定、離職防止、人材確保を図る必要があるとの認識の下
  • 2026-06-29 社会保障審議会 介護給付費分科会 第259回事務局の提案・事務局(厚労省 認知症施策・地域介護推進課長)全国平均で収支差率何%というところで、この訪問介護の報酬を考えるということではなくて、地域、規模、事業形態によって、恐らく経営の状況は違う
  • 2026-08-05 社会保障審議会 介護給付費分科会 第262回事務局の提案・事務局(老人保健課長)地域における民間の賃金水準を反映して設定されている公務員の地域手当に準拠することを原則として設定してきていることを踏まえ、令和9年度介護報酬改定における対応について、どう考えるか
  • 2026-08-28 社会保障審議会 介護給付費分科会 第263回事務局の提案・事務局(老健局 老人保健課長)介護分野の職員の他職種と遜色のない処遇改善に係る取組や、介護分野の職員の離職防止に向けた取組について、どのような方策が考えられるか。

前回から動いたこと

2026-10-18 〜 2026-10-19 に新しく読んだ会議から。この業界に関係する兆し 27件のうち、決まった・決まりかけのもの。

  • 2026-10-09方針として決定成長率・金利などの異なる前提の複数ケースを分析し、目標達成が危うい兆しがあれば成長戦略や歳出・歳入の見直しにつなげる運営の仕組みを新たに作る。経済財政諮問会議(内閣府)
  • 2026-10-09方針として決定経済・財政の状況と政策効果を継続的に点検し見直す運営へ進め、計画の具体化と推進体制(経済・財政一体改革推進委員会)の再編を関係閣僚に指示した。経済財政諮問会議(内閣府)
  • 2026-10-09方針として決定補助金・基金の見直しの取組を加速し、点検結果を翌年度以降の予算・税制へ反映するサイクルを定着させる。経済財政諮問会議(内閣府)
  • 2026-08-28方針として決定骨太方針2026に沿い、2027年度の社会保障負担率が2025年度比で上昇しないよう歳出改革努力を継続する前提で、介護報酬見直しを検討する。社会保障審議会 介護給付費分科会
  • 2026-09-03事務局の提案令和9年度介護報酬改定に向け、認知症関連加算(研修要件・チームケア推進加算・低算定率加算)を見直す方向で論点提示。認知症の社会参加活動を支援する仕組みも検討対象に。社会保障審議会 介護給付費分科会
  • 2026-09-03事務局の提案高齢者施設と協力医療機関の連携を義務化済みで、令和9年4月の経過措置終了に向け連携体制構築を推進。経過措置延長の可否が論点に。社会保障審議会 介護給付費分科会
  • 2026-09-03事務局の提案多床室の室料負担について、前回見送られた類型(従来型老健等)にも拡大する検討を進める。財政審も導入検討を指摘。社会保障審議会 介護給付費分科会
  • 2026-09-03事務局の提案LIFE関連加算を整理し、入力負担を軽減しつつアウトカム評価を充実させる方向。作業部会の結果は今秋をめどに分科会へ報告。社会保障審議会 介護給付費分科会

カスハラ放置で求人断られる

10月施行予定、公表された事業所が対象

決まった

利用者や家族からの著しい迷惑行為(カスハラ)を防ぐ措置を怠った事業主への対応が厳しくなります。国の是正勧告に従わず名前を公表されると、人材紹介会社などから求人を断られうる仕組みが、2026年10月1日施行の予定で決まっていました。介護の運営ルールにもカスハラ対策を書き込む案が出ています。

職業安定法の施行令(法律の細かい決まり)が改正されます。カスハラ防止の措置義務や、求職者へのセクハラ防止の措置義務に違反し、是正勧告に従わずに公表された事業主の求人は、職業紹介事業者が受け付けなくてもよくなります。施行は2026年10月1日の予定とされていました。

1月の労働政策審議会で、厚労省の需給調整事業課長がこの改正を示しました。8月の介護給付費分科会では担当課長が、カスハラ防止措置が全事業者に義務化されるのを受けて、介護報酬や運営基準(事業所が守るルール)で義務づけることを検討すると説明しました。利用者へのサービス提供を断れる『正当な理由』の整理も検討しています。ただし介護の運営ルールへの書き込みは、まだ決まりかけの段階です。

求人を断られる仕組みは、すでに決まった話です。介護の運営基準にどう入るかは、令和9年度改定の議論の中で固まるとみられます(推測)。相談窓口や対応手順がない事業所は、採用で不利になるおそれがあります。

会社でやること利用者や家族からハラスメントを受けた職員の相談先と対応手順を1枚の文書にまとめ、全職員に配る。

根拠 2件
  • 2026-01-08 労働政策審議会 職業安定分科会 第219回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局 需給調整事業課長)新たに設けられた2つのハラスメント類型に関しまして、これらの規定に違反して是正を求める勧告等に従わずに公表された場合について、求人を不受理とできることとする
  • 2026-08-28 社会保障審議会 介護給付費分科会 第263回事務局の提案・事務局(認知症施策・地域介護推進課長)令和8年10月から施行される改正労働施策総合推進法によりまして、全ての事業者にカスハラ防止のための雇用管理上必要な措置が義務づけられてございます。

機器導入で加算、訪問にも

通所も対象に、導入補助の機器も広がる方向

決まりかけ

厚労省は、ICT(パソコンやタブレット、通信機器)や見守り機器で手間を減らした事業所に付ける加算を、訪問介護やデイサービスにも広げる案を示しました。処遇改善加算には、手間を減らす取り組みや他の事業所との協働に取り組む事業所向けに、月0.7万円の上乗せ区分を設けることがすでに決まっています。

8月の介護給付費分科会で厚労省は、夜間見守り機器の活用策と、生産性向上推進体制加算(機器やICTで業務を効率化した事業所への上乗せ)を訪問系・通所系にも広げる案を示しました。ケアプラン(介護サービスの計画書)を事業所間でやり取りするシステムは、2026年度中に介護情報の共通基盤と統合する予定です。処遇改善加算の月0.7万円の上乗せ区分は、2025年12月にすでに決まっています。

2025年12月の規制改革推進会議の作業部会では、厚労省の林審議官が、導入補助の対象を見守り機器・インカム・介護ソフトの3種類に限らず広げる案を出しました。同じ場で厚労省の佐藤調整官は、ICT導入の相談窓口を全都道府県に置き、導入から定着まで支える方針を示しています。

加算を訪問・通所に広げる話は、令和9年度改定の中で決まるとみられます(推測)。各都道府県の相談窓口は今すぐ使えます。機器を入れるかどうかで、加算による収入の差がつく流れです。

会社でやること自分の都道府県にあるICT導入のワンストップ相談窓口に連絡し、見守り機器や介護ソフトの補助と加算の要件を聞く。

根拠 4件
  • 2026-08-28 社会保障審議会 介護給付費分科会 第263回事務局の提案・事務局(老健局 高齢者支援課長)ケアプランデータ連携システムにつきましては、21ページにありますとおり、8年度中に予定しております介護情報基盤との統合を行う予定
  • 2025-12-26 社会保障審議会 介護給付費分科会 第252回方針として決定・事務局(厚労省老人保健課長)生産性向上や協働化に取り組む事業者に対する上乗せの加算区分を設ける。
  • 2025-12-03 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第7回事務局の提案・厚生労働省(林審議官)これは3機種に将来ずっと固定するという考えではなくて、今、効果が確実に上がると分かっているものを加速度的に導入促進する原文と一致せず・要確認
  • 2025-12-03 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第7回方針として決定・厚生労働省(佐藤調整官)令和8年度までに全都道府県に設置するという形で目標を立てて取り組んでおりまして、今時点で44都道府県、1月に新たに設置がされますので

補助金を総点検、翌年度反映

補正予算頼みをやめ、続く施策は当初予算へ

決まった

政府は、補助金や基金(何年かに分けて使える積み立て型の予算)を点検し、結果を翌年度以降の予算や税制に反映する仕組みを定着させると決めました。年度途中の追加予算(補正予算)に頼る予算の組み方もやめる方針で、いま使っている補助金の続き方が変わる可能性があります。

10月の経済財政諮問会議で、片山財務大臣が補助金と基金の見直しを加速すると表明しました。点検の結果を翌年度以降の予算・税制に反映するサイクルを定着させるとしています。7月には、税の特例や補助金、基金を点検して優先順位を洗い直し、毎年続く施策は最初の予算(当初予算)に組み込む方針が固まっています。

2月に高市総理が「補正予算を前提とした予算編成と決別する」と述べ、予算の作り方を根本から改めると表明しました。7月の会議でも、片山財務大臣と高市総理がこの方針を確認しています。

どの補助金が続き、どれが縮小されるかは、兆しからは分かりません。これまで補正予算で上乗せされてきた賃上げや物価高の支援が、当初予算に入るのか、なくなるのかで、来年度の資金繰りの見通しが変わります。

会社でやることいま受けている補助金・助成金と税の優遇を一覧にし、来年度も続くかを自治体や顧問税理士に確認する。

根拠 4件
  • 2026-10-09 第14回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(片山財務大臣)今後、見直しの取組を一層加速することとしており、また、こうした点検・検証を不断に行いつつ、その結果を翌年度以降の予算・税制へ反映していくサイクルを定着させていく。
  • 2026-07-30 第12回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(片山財務大臣・高市総理)補助金・基金の見直しをはじめ、歳出全般にわたり、施策の優先順位を洗い直し、予算の中身を大胆に重点化させる。
  • 2026-07-30 第12回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(片山財務大臣・高市総理)補正予算依存から脱却して、恒常的な施策は当初予算に計上するため、必要に応じた事項のみの要求も活用しながら、適切に要求・要望することを可能にする。
  • 2026-02-24 第2回経済財政諮問会議方針として決定・政府側(高市総理・議長)毎年度補正予算が組まれることを前提とした予算編成とは決別し、必要な予算は可能な限り当初予算で措置する。

シフト職員の有給、計算明確化

変形労働時間や連続勤務の規制も議論へ

決まった

政府は、勤務日が決まっていないシフト制のパートや登録ヘルパーについて、年次有給休暇を何日与えるかの計算方法をはっきりさせ、周知すると決めました。変形労働時間制(忙しい時期と暇な時期で労働時間をならす仕組み)の柔軟化や連続勤務の規制なども、審議会で議論することが決まっています。

7月の労働政策審議会で、政府の方針が報告されました。シフト制で働く人の有給休暇は、計算方法を明確にして周知し、取得できない理由を調べたうえで対策をとるとしています。1年単位の変形労働時間制は、予期しない事情にも対応できる方向に見直します。連続勤務の規制、勤務間インターバル(勤務と勤務の間に休む時間を確保すること)、つながらない権利(勤務時間外の連絡に応じなくてよい権利)なども、夏以降に議論します。

きっかけは、1月の規制改革推進会議の作業部会です。所定の勤務日数が決まらない人の有給日数の計算方法を明確にするよう求め、厚労省が検討を進める方向になりました。

決まったのは『見直す』という方針で、新しいルールの中身はこれからです。夜勤や急な呼び出しがある事業所は、シフトの組み方や就業規則の手直しが必要になる可能性があります。

会社でやること登録ヘルパーやパート職員ごとに、直近の勤務日数と有給の付与日数・取得日数を一覧にしておく。

根拠 4件
  • 2026-07-14 労働政策審議会 労働条件分科会 第210回方針として決定・政府側(規制改革実施計画(案)、事務局が報告)労働者が年次有給休暇を取得する際の賃金の算定方法の在り方について、労働政策審議会において検討し、結論を得次第、速やかに所要の措置を講ずる
  • 2026-07-14 労働政策審議会 労働条件分科会 第210回方針として決定・政府側(規制改革実施計画(案)、事務局が報告)予期しなかった事情にも柔軟に対応できるようにすることについて、労働者の予見可能性の確保についても十分留意しつつ、労働政策審議会において検討し、結論を得次第、速やかに所要の措置を講ずる
  • 2026-07-14 労働政策審議会 労働条件分科会 第210回方針として決定・政府側(日本成長戦略会議労働市場改革分科会とりまとめ・骨太方針案、事務局が報告)柔軟で多様な働き方を含む労働時間法制等に係る政策対応については、夏以降の労働政策審議会において、議論を行う必要がある
  • 2026-01-09 規制改革推進会議(内閣府) 働き方・人への投資 ワーキング・グループ 第5回事務局の提案・規制改革推進会議WG座長(厚生労働省の回答を整理して発言)所定労働日数が定まっていないシフト制の労働者に付与する年次有給休暇の日数を適切に算出する方法を明確化し周知する

これからの日程

会議で口にされた時期。ずれることがある。

  1. 2026年10月カスハラ防止の義務に違反して公表された事業主の求人を、紹介会社などが断れるようになります(10月1日施行の予定)。

    備え利用者や家族からのハラスメントへの対応手順と相談先を決めておく。

    根拠 1件
    • 2026-01-08 労働政策審議会 職業安定分科会 第219回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局 需給調整事業課長)新たに設けられた2つのハラスメント類型に関しまして、これらの規定に違反して是正を求める勧告等に従わずに公表された場合について、求人を不受理とできることとする
  2. 2026年度中(2027年3月まで)介護職員が行ってよい行為を広げるため、厚労省がガイドラインを改定します。

    備え医療的なケアの研修を受けられる職員がいるか洗い出しておく。

    根拠 1件
    • 2026-05-15 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第12回事務局の提案・厚生労働省(榊原審議官・林審議官)今年度、このガイドラインを改定して、これらの新たに医行為でないと整理された行為について、ガイドラインの改定に追加するということにしています
  3. 2027年1月ごろ医療機関どうしで電子カルテの情報を共有するサービスの全国運用が始まります。

    備え連携している医療機関や訪問看護に、情報のやり取りがどう変わるか聞いておく。

    根拠 1件
    • 2026-03-11 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第10回方針として決定・厚生労働省(医政局参事官)来年1月に全国的な運用開始というものを目指して様々な準備を進めているという状況でございます
  4. 2027年3月市販薬に似た処方薬の一部で、薬の値段の4分の1を患者が別に払う仕組みが始まります。

    備え服薬を手伝っている利用者の家族から質問が来たときの説明を用意しておく。

    根拠 2件
    • 2026-09-09 中央社会保険医療協議会 総会 第656回予算・法案化・事務局(厚労省 医療課長)令和9年3月以降に対象医薬品を処方する場合には、別途の負担の対象である場合には丸、そして、別途の負担の対象外である場合にはバーを処方箋に記載するとしたい
    • 2026-09-16 中央社会保険医療協議会 総会 第657回方針として決定・政府側(保険局長)この答申に基づきまして、速やかに省令及び告示の公布等の手続を行う予定でありますとともに、当該規則等によりまして、引き続き適切な医療保険制度の運営に努めてまいりたい
  5. 2027年4月外国人の育成就労制度が始まり、外国人雇用の届け出などのルールも変わります。

    備え外国人職員を受け入れている場合は、届け出の変更点を監理団体などに確認する。

    根拠 1件
    • 2026-05-15 労働政策審議会 職業安定分科会 第224回事務局の提案・事務局(厚労省外国人雇用対策課長)育成就労という制度が来年の4月1日から施行になります。この関係で労推法に規定しております外国人の関係の規定の見直しをお願いしたい
  6. 2027年4月高齢者施設が協力医療機関と連携する義務の猶予期間が終わる予定です(延長するかも論点)。

    備え施設を運営している場合は、協力医療機関との取り決めを期限までに書面で整えておく。

    根拠 1件
    • 2026-09-03 社会保障審議会 介護給付費分科会 第264回事務局の提案・事務局(厚労省 老人保健課長)介護保険施設等に対して協力医療機関を定めることを3年間の経過措置を設けて義務化いたしました。
  7. 2027年度(令和9年度)介護報酬が改定され、物価・賃金の反映、地域区分の見直し、加算の簡素化などが行われる見込みです。

    備え改定で単価が上下した場合に備え、サービスごとの収支を把握しておく。

    根拠 2件
    • 2026-04-27 社会保障審議会 介護給付費分科会 第256回事務局の提案・事務局(厚生労働省 老人保健課長)令和9年度介護報酬改定では、介護分野の賃上げ、経営の安定、離職防止、人材確保を図る必要があるとの認識の下
    • 2026-08-05 社会保障審議会 介護給付費分科会 第262回事務局の提案・事務局(老人保健課長)地域における民間の賃金水準を反映して設定されている公務員の地域手当に準拠することを原則として設定してきていることを踏まえ、令和9年度介護報酬改定における対応について、どう考えるか
  8. 2027年度各地域に、医療・介護人材の確保と養成を話し合う場(協議プラットフォーム)がつくられます。

    備え自治体の介護保険担当に、地域の場に参加できるか聞いておく。

    根拠 1件
    • 2026-05-22 第7回経済財政諮問会議事務局の提案・政府側(上野厚生労働大臣)それぞれの地域において人材の確保・養成について協議するプラットフォームを構築し、テクノロジー導入や養成体制の見直し等に計画的に取り組む。

決まったこと

  • 今年度の介護報酬2.03%増2026年度

    2026年度(令和8年度)の介護報酬は2.03%の引き上げと決まり、介護職員の賃上げに月最大1.9万円(6.3%)の財源が入ります。補正予算でも、医療・介護等支援パッケージとして1.4兆円規模が措置されました。

    会社でやること処遇改善加算のいちばん上の区分を取れているか確認し、取れていなければ要件を満たす計画を立てる。

    根拠 2件
    • 2025-12-26 社会保障審議会 介護給付費分科会 第252回方針として決定・事務局(厚労省老人保健課長)が大臣折衝結果を報告全体の改定率がプラス2.03%、その内訳としまして、介護分野の職員の処遇改善でプラス1.95%、食費の基準費用額の引上げでプラス0.09%原文と一致せず・要確認
    • 2025-12-25 第15回経済財政諮問会議予算・法案化・政府(上野厚生労働大臣)「医療・介護等支援パッケージ」として、資料に記載のとおり、補正予算において1.4兆円規模での対策を盛り込んでいるところである。
  • 施設の食費基準1日100円増

    介護保険施設などで食費の基準額(国が決める標準の金額)が1日100円上がり、食材費高騰の負担が軽くなります。一方で、低所得の利用者が払う上限額も30〜60円上がります。

    会社でやること施設で食事を出している場合は、低所得の利用者や家族に負担増を説明する文書を用意する。

    根拠 1件
    • 2025-12-26 社会保障審議会 介護給付費分科会 第252回方針として決定・事務局(厚労省老人保健課長)令和9年度介護報酬改定を待たずに、介護保険施設等における食費の基準費用額を1日当たり100円引き上げることとされました。原文と一致せず・要確認
  • 雇用保険料率を引き下げ2026年度

    2026年度の雇用保険料率のうち、失業したときの給付に充てる分が0.7%から0.6%に下がります。事業主と職員の保険料負担がわずかに軽くなります。

    会社でやること給与ソフトの雇用保険料率が新しい率になっているか確認する。

    根拠 1件
    • 2026-02-26 労働政策審議会 職業安定分科会 第221回方針として決定・政府側(厚労省 雇用保険課長)令和8年度の失業等給付費等充当徴収保険率につきましては、法律上の本則である1,000分の8から1,000分の2引下げ、令和7年度からは1,000分の1低い、1,000分の6とする
  • ハローワークが福祉求人重視

    医療・福祉など人手不足の分野で求人を埋めることを、全国のハローワークの最重点事項にすると決まりました。介護職の採用で、ハローワークの支援を受けやすくなります。

    会社でやること最寄りのハローワークに、介護職の求人票の書き方の見直しを相談する。

    根拠 1件
    • 2026-06-19 労働政策審議会 職業安定分科会 第225回方針として決定・事務局(厚労省 職業安定局 雇用政策課長)今年度はこれらの取組を全ハローワークの最重点事項として位置づけ、医療・福祉ささえる求人充足プロジェクトを進める
  • 外国人の育成就労、試験緩和2027年4月(育成就労制度の開始)

    技能実習に代わる外国人の『育成就労』制度では、1年目の試験は受験だけが義務で、合格は必須でなくなります。試験の種類も169から146に整理されます。

    会社でやること外国人職員を受け入れている、または検討している場合は、監理団体や登録支援機関に育成就労への切り替え時期を聞く。

    根拠 3件
    • 2026-04-07 規制改革推進会議(内閣府) 働き方・人への投資 ワーキング・グループ 第7回方針として決定・政府側(厚生労働省 審議官)育成就労制度の技能評価試験につきましては、1年目試験は合格を必須とせず、受験のみ義務とする規制緩和としてございます。
    • 2026-04-07 規制改革推進会議(内閣府) 働き方・人への投資 ワーキング・グループ 第7回方針として決定・政府側(厚生労働省 審議官)169種類の技能を評価する試験を実施しておりましたが、来年から施行されます育成就労制度におきましては、漁業や水産加工等におきまして試験の大くくり化を行うことによりまして146種類に集約してございます。
    • 2026-05-15 労働政策審議会 職業安定分科会 第224回事務局の提案・事務局(厚労省外国人雇用対策課長)育成就労という制度が来年の4月1日から施行になります。この関係で労推法に規定しております外国人の関係の規定の見直しをお願いしたい
  • 市販薬に似た薬の負担増2027年3月

    市販薬と似た処方薬(OTC類似薬)の一部で、薬の値段の4分の1を保険とは別に患者が払う仕組みのルール改正が答申されました。省令などの公布手続きに進んでいます。

    会社でやること様子見でよい。

    根拠 2件
    • 2026-09-09 中央社会保険医療協議会 総会 第656回予算・法案化・事務局(厚労省 医療課長)令和9年3月以降に対象医薬品を処方する場合には、別途の負担の対象である場合には丸、そして、別途の負担の対象外である場合にはバーを処方箋に記載するとしたい
    • 2026-09-16 中央社会保険医療協議会 総会 第657回方針として決定・政府側(保険局長)この答申に基づきまして、速やかに省令及び告示の公布等の手続を行う予定でありますとともに、当該規則等によりまして、引き続き適切な医療保険制度の運営に努めてまいりたい

まだ決まっていないこと

外れることがある。動くのは決まってからでよい。

  • 要介護1・2の総合事業移行

    要介護1・2の人の訪問介護とデイサービスを、市町村が運営する簡易な支援の仕組み(総合事業)へ移す案が検討対象に上がっています。

    全国老人福祉施設協議会の委員が断固反対を表明しています。移行を進める側の発言は兆しにありません。

    決まる所社会保障審議会の介護給付費分科会などで議論されていますが、決まる時期は兆しからは分かりません。

    根拠 1件
    • 2026-06-15 社会保障審議会 介護給付費分科会 第258回委員の意見・小泉委員(全国老人福祉施設協議会)要介護1・2の訪問介護・通所介護を、総合事業へ移行することには断固反対いたします。
  • 週44時間特例の廃止

    小規模な介護・福祉事業所に残っている『週44時間まで働かせてよい』特例をなくし、全員に週40時間を適用するかが議論されています。

    労働者側は廃止を求め、使用者側は段階的な縮小に理解を示しつつ、中小企業に十分な移行期間を求めました。

    決まる所厚労省の労働政策審議会 労働条件分科会で議論中で、時期は未定です。

    根拠 1件
    • 2025-12-24 労働政策審議会 労働条件分科会 第206回委員の意見・労働者代表委員(椎木委員)/使用者代表委員(佐久間委員・鳥澤委員)全ての事業場に法定労働時間週40時間の原則を適用し、早急に特例措置は廃止すべきであると考えます。
  • 月定額で払う介護報酬

    回数に応じて払う今の介護報酬に、月単位の定額払いを選べる仕組みを加える案です。過疎地の訪問介護では、移動コストも含めた包括的な報酬を設計する案も出ています。

    厚労省が提案し、専門委員からは、特例の条件を厳しくしすぎず、市町村内の過疎エリアも対象にする柔軟な設計を求める声が出ています。

    決まる所介護給付費分科会などで、令和9年度改定に向けて議論されています。

    根拠 3件
    • 2025-12-25 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第8回事務局の提案・厚生労働省(林審議官)安定的な経営が可能となるように、包括的な評価、例えば月単位の定額払いを選択可能にするような報酬体系を導入してはどうか
    • 2026-07-23 社会保障審議会 介護給付費分科会 第261回事務局の提案・事務局(厚生労働省 認知症施策・地域介護推進課長)移動コストへの対応を含め、経営の予見性を高められるような報酬設計について御議論をお願いできればと考えております。
    • 2025-12-25 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第8回委員の意見・民間議員・専門委員(紀伊専門委員、大石・時田専門委員連名)人材確保やICTの活用を絶対条件にしない、実効性のある制度設計にしていただきたいということでございます。
  • 利用者の自己負担見直し

    介護サービスの利用者が払う自己負担を増やす方向の見直しで、2025年末までに結論を出すとされていましたが、その中身は兆しにありません。

    民間議員(筒井議員)が、先送りせずに実行し、払える人に多く払ってもらう考え方を徹底するよう求めています。

    決まる所経済財政諮問会議と国の予算編成の中で決まりますが、時期は兆しからは分かりません。

    根拠 3件
    • 2025-12-05 第14回経済財政諮問会議方針として決定・総理(議長)「改革工程」に掲げられたOTC類似薬を含む薬剤自己負担や、金融所得の反映などの応能負担の徹底等に関する具体的な制度設計を行い、高額療養費制度や介護の利用者負担を見直す
    • 2026-05-22 第7回経済財政諮問会議委員の意見・民間議員(筒井議員)後期高齢者医療の窓口負担や介護の利用者負担の見直しを先送りせず実行すべきである。
    • 2026-07-21 第11回経済財政諮問会議委員の意見・民間議員・委員(筒井議員)社会保障国民会議において、引き続き、応能負担の徹底をはじめ、税・財政・社会保障を一体的に捉えた大きな改革の議論を期待する。
  • 少人数配置の特例を拡大

    機器などで効率化した施設が少ない人数で運営できる人員配置の特例を、特定施設(介護付き有料老人ホームなど)以外にも広げるかが問われています。

    専門委員が対象の拡大を求め、座長は「厚労省と方向感は一致しており、あとはスピードの問題だ」とまとめました。

    決まる所規制改革推進会議の作業部会で議論中で、時期は兆しにありません。

    根拠 2件
    • 2025-12-03 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第7回委員の意見・民間議員・専門委員(時田専門委員)特定施設にだけこの特例の措置を施していることにどういう意味があるのかということはぜひ伺いたいと思っておりました。
    • 2025-12-03 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第7回委員の意見・座長(佐藤座長)ストラクチャーをベースにした報酬の払い方、あるいは規制の仕方というのはそろそろ限界が来ているのかなという気がします。

使えそうなお金

名前や条件は公募で変わる。使う前に公募要領で確かめる。

  • 処遇改善の上乗せ区分 決まった

    効率化や他の事業所との協働に取り組む事業所は、処遇改善加算に月0.7万円の上乗せ区分が付きます。

    根拠 1件
    • 2025-12-26 社会保障審議会 介護給付費分科会 第252回方針として決定・事務局(厚労省老人保健課長)生産性向上や協働化に取り組む事業者に対する上乗せの加算区分を設ける。
  • 人材確保等支援助成金 決まった

    7%以上の賃上げをした事業主への加算が厚くなり、賃上げの幅が大きいほど手厚く支援されます。

    根拠 1件
    • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局総務課長)より高い賃上げ、賃金を7%以上増額した場合には、経費の4分の1に相当する額を加算した額を支給するといった形で
  • 65歳超雇用推進助成金 決まった

    定年を段階的に引き上げると再び助成を受けられるようになり、助成額も上がるので、高齢のヘルパーの継続雇用に使える可能性があります。

    根拠 1件
    • 2026-03-27 労働政策審議会 職業安定分科会 第223回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局総務課長)段階的に定年の引上げ等を行う事業主の方について、再度の助成が受けられるようにすることとしております
  • 介護機器の導入補助拡大 決まりかけ

    導入補助の対象を見守り機器・インカム・介護ソフトの3種類に限らず広げる案です。委員からは食事支援機器やお掃除ロボットなども対象に、という声が出ています。

    根拠 2件
    • 2025-12-03 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第7回事務局の提案・厚生労働省(林審議官)これは3機種に将来ずっと固定するという考えではなくて、今、効果が確実に上がると分かっているものを加速度的に導入促進する原文と一致せず・要確認
    • 2025-12-03 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第7回委員の意見・民間議員・専門委員(紀伊専門委員)開発補助と導入補助をちゃんと分けて制度的に設計していくことによって導入促進できるものもたくさんあると思います原文と一致せず・要確認
  • 医療的ケア研修への補助 決まりかけ

    痰の吸引などの研修を担う施設や介護職への補助を新たに設けることが検討されています。今は補助がありません。

    根拠 1件
    • 2026-05-15 規制改革推進会議(内閣府) 健康・医療・介護 ワーキング・グループ 第12回事務局の提案・厚生労働省(林審議官)現状においてはそういう意味では特段の補助金とか、投資でのインセンティブというのは無いので、御指摘を踏まえてそういったことは考えていきたいと思います

この紙面の作り方

  • 元は各省の審議会の議事録・議事要旨(介護・労働・雇用・医療・司令塔・デジタル・AI・司令塔・労働・賃金・司令塔・外国人・人口・司令塔・社会保障・医療・介護・司令塔・規制改革・司令塔・財政・予算)。そこからClaudeが政策の兆しを抜き、この業界の社長に効くものを選んで記事に書き直した。
  • 載せた兆し 115 件のうち 108 件は、引用が原文と一字一句一致した。一致しないものには印を付けている。
  • 「会社でやること」と「(推測)」はAIの読みで、会議で決まったことではない。
  • 経済産業省の会議は、人が手で落としたPDFと、YouTubeの審議会動画の書き起こしから入れている。書き起こしは聞き違いを含む。