カスハラ対策、10月義務化
迷惑客から従業員を守る社内ルール必須に
決まった客による迷惑行為(カスタマーハラスメント、略してカスハラ)から従業員を守る対策が、2026年10月施行で事業主の義務になりました。義務に違反し、国の改善の求めにも従わずに名前を公表された会社は、職業紹介会社に求人を断られる仕組みも10月1日に施行される予定です。
決まったことは2つあります。1つ目は、職場の働き方を定める法律(労働施策総合推進法)で、カスハラ対策の体制づくりが事業主の義務になったことです。2つ目は職業紹介のルール(職業安定法の施行令)の改正で、義務に違反し、国の改善の求め(是正勧告)に従わずに公表された事業主の求人を、職業紹介会社が受け付けなくてよくなります。
1月の厚生労働省の審議会では、担当課長がこの改正案と、施行を今年10月1日とする予定を説明しました。4月の消費者委員会では、企業のお客様相談部門の団体(ACAP)の理事長らが、義務を各社の社内体制に落とし込む準備が進んでいると報告しています。
宿泊業は客と長く向き合う仕事で、迷惑行為が起きやすい業種です。フロントでの対応の決まりごと、相談窓口、従業員の守り方を社内ルールにしておく必要があります。人手不足のなかで求人を断られると、採用に大きな痛手になります(推測)。
会社でやること来週、フロントと客室の担当者と30分集まり、迷惑客への対応の手順と社内の相談先をA4の紙1枚にまとめて、バックヤードに貼る。
根拠 2件
- 2026-01-08 労働政策審議会 職業安定分科会 第219回予算・法案化・事務局(厚労省 職業安定局 需給調整事業課長)
新たに設けられた2つのハラスメント類型に関しまして、これらの規定に違反して是正を求める勧告等に従わずに公表された場合について、求人を不受理とできることとする
- 2026-04-24 消費者委員会 本会議 第487回予算・法案化・民間(ACAP坂田理事長)・黒木委員長代理(委員)
労働施策総合推進法という法律が2025年6月に成立し、2026年の10月1日から施行される予定で、いわゆるカスタマーハラスメントに関して事業者は対応しなければなりません